動物の仮面を被ったアルゲンが出ると、人々の歓呼の声が上がり始めた。熱い祭りの熱気だった。彼はゆっくりと観衆の中を歩いて行った。遠くからカリヤが急ぐ手振りで彼を呼んだ。「ああっ!戻って、アルゲン!!!ほ…保護具を…!!!」彼女が一目みても重たそうな兜とプロテクターを振っていた。アルゲンは本能的に自分に危機が迫っていることを理解した。彼は振り向いて彼女に向かったが、既に分かっていた。努力したって、彼女の許へたどり着けない事を…人々の歓呼は一層過熱した。「ピニャターを捕まえろ!」人々は手に武器を持って、殺気立った目でアルゲンに襲い掛かった。冒険者アルゲンは誰よりも熱い祭りの現場の中心にいた。 隠されたストーリーオブジェクト: - 1 祭りの花#1/3 - 2 祭りの花#2/3 - 3 祭りの花#3/3 |