ああ、私の!我らが象牙の塔よ!耳を曇らせる咆哮が大気を裂く。ガーディアン達の羽ばたきは暴風のごとく、数個の副塔が割れて落ちるのが見える。彼らが無慈悲に爪で引っ掻いた塔は骨組みを肋骨のように白く表わす。突っつかれ壊れる、永遠に治らないような恐ろしい傷が塔のあちこちに増えていくのも見える。しかし、その圧倒的な力、審判のように全てを飲み込む火魔、息詰まる巨大な存在感の前で私はまともに立ってさえいられなかった。できることはただ床を這い、捻じれる腕と震える手で、飛ばされる紙をつかむこと!それだけ!私の肉体はどうしてこんなに弱い!我等の築き上げてきた全ては、武力の前でこんなに無価値なものだったのか!(内容は次ページへ続いている) 隠されたストーリーオブジェクト: - 1 象牙の塔は永遠なり#1/4 - 2 象牙の塔は永遠なり#1/4 - 3 象牙の塔は永遠なり#2/4 - 4 象牙の塔は永遠なり#2/4 |