切り立つ絶壁の上でシリウスは自らの大剣を下に振り下ろした。避けた空の断面から冷気が流れ、それは雲となり地面をグルグルと巻いた。ラゼニスは自分達の罪が彼の怒りを招いた事を恐れていたが、シリウスの剣は一度も彼らに向けられた事は無かった。むしろ彼は無心に地上を見下ろした。その下にうねる炎を果てなく押し止めたあの日の様に。いつもの様に敗れて消えた悪魔の痕跡を完全に消すために幾ばくの日を絶壁の上で自らの子供達のために剣を振り下ろしただけだった。(シリウスの絶壁の上に立っていたラゼニスは、敬虔な身体を翻してヘステラ庭園に向かった…アークトゥルスの地に行ってみよう…) 隠されたストーリーオブジェクト: - 1 巡礼者の道#1/6 - 2 巡礼者の道#2/6 - 3 巡礼者の道#3/6 - 4 巡礼者の道#4/6 - 5 巡礼者の道#5/6 - 6 巡礼者の道#6/6 |