「傭兵団の創設期?何で俺がそんな事を喋らなきゃならねぇんだ?情報が欲しければ、他を当たりな。」短剣を磨きながらぶきらぼうに答える傭兵に何枚かシリングを投げると、傭兵は初めて笑みながら話を続けた。「そういえば、創設期に団長が死にそうな危機があってな…何があったのかはわからねぇがな。とにかくあの日以来、依頼を受ける方法から人員配分まで、全て見直されたらしい。徹底的に定められた鉄の掟に従うようにな。」傭兵はふと思い出したかのように、刃を磨いていたのを止めて言った。「そ、そういえば俺が新入り時代、上司が先輩と言って頭を下げているのを見たんだが。惜しいな。あいつなら詳しく知っていたかもしれねぇ。な~に、あの襲撃の時にくたばったあのアホの事だよ。自称ガイドな。」 隠されたストーリーオブジェクト: - 1 冷血漢#1/3 - 2 冷血漢#2/3 - 3 冷血漢#3/3 |