ダニューブは大樹に寄りかかり、昔の戦友達の指輪とネックレスを抱えた。「やっと会えたわね…アデュリーン、ドビッシュ…」彼女の髪が風になびき、青い宝石がはめられたイヤリングが輝いた。少し気が緩んだダニューブは、自分も知らない間にうっかり寝入ってしまった。間もなく、誰かがダニューブの肩を揺さぶった。彼女のかつての仲間達が明るく微笑んでいた。「アデュリーン…ドビッシュ…?」目が覚めたダニューブは、まるで手に掴めそうな、あまりにも生き生きとした夢だと思った。その瞬間、鋭い短剣が彼女の頬をかすめて木に刺さった。頬から赤い血が流れ落ちた。彼女は木に刺さった短剣を抜き、素早く暗殺者に投げつけた。暗殺者は自分の腰に下げていた袋が切り落とされたのも気づかず逃げ去った。袋を開けてみると、高価な宝石が沢山入っていた。ダニューブは、敵は青目の誓約を狙っていると確信した。彼女の夢にアデュリーンとドビッシュが出て来なければ、今頃彼女は… 隠されたストーリーオブジェクト: - 1 青目の誓約#1/3 - 2 青目の誓約#2/3 - 3 青目の誓約#3/3 |