ダニューブは、破壊された大地の真ん中に立つ白髪の老人を見つけた。人の気配を感じた老人は、ゆっくりとダニューブの方へ視線を向けた。「生きていればきっと現れると思ったぞ。赤き炎の騎士団長ダニューブ…」「御老体…」「その重荷はもう下ろして、ロヘンデルへ戻ってはくれんかのぅ。」「一人、生き残った罪ゆえ…私は戻れません。」老人は長く溜息をついて、髭をなでおろした。「受け取るが良い。青い月の指輪と黒い星雲のネックレスじゃ。これで戦友達と最後の挨拶を交わしなさい。」「…感謝します。御老体。」「ダニューブは老人に軽く礼をし、エルゾウィンの陰へと向かった。日陰の大地に着いた瞬間、寂しい風の音に交じって人の気配を感じた。彼女は振り向いたが、木々が揺れているだけだった。 隠されたストーリーオブジェクト: - 1 青目の誓約#1/3 - 2 青目の誓約#2/3 - 3 青目の誓約#3/3 |